【中国新幹線】高铁(ガオティエ)乗ってみた①|チケット予約方法・座席紹介レポ

中国の鉄道駅に進入する新幹線 中国

高铁乗ってみた

2025年3月某日。
中国の高速鉄道ーー通称・「高铁(ガオティエ)」についに乗車した。日本人の自分でも、スムーズに乗れるのか?その真相を、探ってきた。

※この記事では、以後「高铁」と表記する。

「中国語でチケット買うの詰むんだけど……」などなど、よくある疑問をここでブチ払って行きたいと思う。ぜひ参考にして頂きたい。


結論から言うと、日本人が高铁に乗るのは、めちゃくちゃ簡単だ。

なぜなら、Trip.com(日本語設定可)さえダウンロードしておけば、全てが完結する。
当日持っていくものは、パスポートただ一つ。


窓口に行く必要は、なし。そもそも「紙のチケット」が存在しない。全てがペーパーレスなのだ。

「旅の記念に、中国語で印字された紙のチケット、欲しいな」…でも、もらえません。

ま、オンラインで一括購入は非常に楽なんですけども。


※写真はすべて筆者撮影

高铁(ガオティエ)との遭遇&高铁詳細

ここで、チャチャッと「高铁」がどんなもんなのか、説明しておく。

・世界最長の高速鉄道網!
・総延長はなんと4万キロ越え!
・時速は一般的に300キロ前後!
(一部区間はキロ前後も)
・北京〜上海、北京〜広州、成都〜重慶、北京〜昆明など、
 北はハルビンから南は昆明、西はウルムチまで、全国各地にアクセス可能!

……とまぁ、バケモノ様な鉄道網なわけです。

そんな高铁に、
今回は上海から横店へ向かうため、乗ってみることに。
しかも、急遽決まったことで、下準備はゼロ。

乗車前日に、慌ててチケットを購入。

正直、
「中国の鉄道チケットとか、絶対ややこしいだろうな〜」
いう先入観があって、正直気が重かった。


でも、ネットの海をさまよったところ、どうやらTrip.comが手っ取り早そう。

ということで、やってみた。

高铁チケットの買い方 ~Trip.com編〜

Trip.com アプリを開く。

縦画面にしてみた。

「列車」を選択

海外航空券タイムセール5,900円?!

出発地(例:上海)と目的地(例:横店)を入力し、日程を選択
 ※3月の予約画面、残しておくの忘れた…。

Trip.comが旅程を立ててくれたりもするそうで…


補足:
中国の列車は、「快速」や「特急」など色々種類がありややこしいが、
*高铁(G列車)が一番早い。
列車番号の頭文字が「G」(=Gaotie)ならそれが高速鉄道。
※アルファベット別の違いについてはまた別記事で詳しく!



希望の発車時刻を選択

高铁安すぎて虜。

席のクラスを選び、「予約」をタップ

復路も購入する場合は、ここで帰りの便を選択


補足:
到着駅に要注意!
地味に異なる駅が多く、うっかり違う駅にすると移動が地味にツライ。
たとえば、上海には「上海虹橋駅」「上海南駅」「上海松江駅」などがあるが…

・上海虹橋〜上海南:約15km
・上海南駅〜上海松江:約20km
・上海虹橋〜上海松江:約30km

と、かなり距離がある。
宿泊先やフライトとの兼ね合いを考え、最寄りの駅を必ず選ぶべし!

帰りの便も同様に、席のクラスを選択して予約!
※出発が近づくと売り切れ率が急上昇するので注意。

パスポート番号を入力

必要があれば座席の選択も!
(今回は2人行動だったので隣席を確保)

金額を確認し、「確定」をタップ!あとはカード情報を入力して購入完了。


チケット購入、完了!

ここまでで、一通りの作業は完了。

あれっ……思ったより全然ラクじゃん?

Trip.comアプリ(日本語設定)で、乗りたい列車を選び、パスポート情報を入れて、支払いするだけ…。

なんて簡単だ!!!

日本語だけで完結。紙のチケットも不要。


「パスポート番号だけで本当に乗れるのか?」と疑いつつも、ちゃんと乗れた。
しかも、搭乗ゲートや座席番号などの情報は、メールに全部届く。


購入後、「発券のお知らせ」と言うメールが届くけど…
ペーパーレスのくせに「発券」って言うの、不思議がすぎる。
(Z世代のはずだがデジタル弱めな筆者は混乱。あわあわ)

列車の本数と座席のランク

中国の高铁(ガオティエ)には、いくつかの座席ランクがあり、座席により料金が変わる。

基本の座席ランクは以下の3つ:

二等席(2席+3席配列) 
一等席(2席+2席配列) 
立席(=座席なし。)

※列車によっては、さらに
・ビジネスクラス(超ゆったり高級シート)
・寝台列車タイプ(夜行専用)

などもある。寝台列車に乗って、ウルムチへ行ってみたいものだ。


価格

実際、どれくらいの値段なのか。

今回利用した「上海〜横店」間の高铁で比較してみると…

・所要時間:約2時間17分。
・二等席:片道3,754円
・一等席:片道5,948円
・ビジネスクラス:片道13,069円


ちなみに、日本の「東京〜京都」間(所要時間:2時間14分)で
東海道新幹線・普通車の片道:13,320円

つまりーー

日本の普通車料金で、中国ではビジネスクラスに乗れるという衝撃。

しかも中国では、一等席も二等席と変わらない値段で乗れてしまうことから、一等席が早く売り切れることが多い。

全体的な感想

高铁チケットの購入は、Trip.com様のおかげで非常にスムーズに完了。

車内も清潔で快適

定期的に回ってくるゴミ回収のおばちゃんは、「ラージー!ラージー!(=ゴミ)」
と軽快なアナウンス付きで車内を巡回。
もちろん警備員さんも同乗。安心。


車内販売も健在で、
・自分で車内の売店に買いに行く
・乗務員さんが両手にお弁当を抱えて走り去っていくスタイル(買う!と自己主張することが必要。)の2パターンあり。ちなみに肉まんが激ウマ


筆者が敬愛するYouTuber、「どこにでも行くどすこい」氏も、彼の動画の中で

「今の高铁はたとえニ等席でも隣に座ってる人が血まみれ、なんてことは少なくなっていると思います。」

とコメントしていたが、実際その通りで、血まみれの人が乗ってくることはなかった


二等席は2席・3席配列で、やや窮屈には感じるものの、中身は日本の新幹線とほぼ同じ
快適に過ごせた。

※ただし、ここで言う「快適」とはあくまで座り心地や設備の話で……
車内のカオスについては、今回はあえて触れないでおく……。

高速鉄道駅での保安検査・パスポート提示のタイミング、気になるトイレ事情、そして車内のカオスな様子も……。

次回、別記事にてお届け予定!お楽しみに。

再见大家〜!!

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